夏休みワークショップ
岸邸ってどんなところ? 富士山ってどんなかたち?
~岸邸たんけんと和菓子づくり~
東山旧岸邸と隣接するとらや工房では、
2015年7月29日(水)、30日(木)、8月5日(水)、6日(木)に
小学生とその保護者を対象とした夏休みワークショップを開催いたしました。
当日の様子をご紹介いたします。
たんけんに入る前、文化施設での鑑賞ルールについて話しました。
◎イベント概要
今年で6回目となる夏休み期間中のイベントです。
建物の仕組みや住んでいた人物を知る“岸邸たんけん”と
富士山と夏をテーマにした“和菓子づくり”を行い、
試食するというプログラムです。
●岸邸たんけん
1階のたんけんでは、岸邸について住んでいた人や建てた人について知る穴埋め式の
ワークシートに親子で取り組みました。
岸邸には、岸邸のことなら何でも知っている「岸邸ものしり博士」が探検を
サポートしました。最後の答え合わせも「岸邸ものしり博士」と行いました。
また、通常非公開の2階では、部屋にある3つの秘密を探しました。
あっという間に見つけられる秘密もありましたが、見つけにくいものは
お互いに声を掛けあいながら探していく様子が印象的でした。
●和菓子づくり(とらや工房)
和菓子づくりでは、はじめに原材料や使用している天然色素について学びました。
着替えをした後、厨房に入り先生のお手本を見ます。
手のひらで、あんが包まれていく様子とその繊細なつくりに、
子どもも大人も真剣な表情で見ていました。
その後、それぞれの作業台に戻り、先生からつくり方を教えてもらいながら、
テーマの和菓子作りに入りました。
●試食の時間
和菓子完成後、皆で岸邸に戻り、和室でお抹茶とできたての和菓子を試食しました。
今回つくった和菓子は、富士山となでしこの花のかたちをしたねりきりでした。
材料は同じでも、一人一人の手で作られる形は、世界にたったひとつしかない和菓子になり、
お互いに見せ合いながら自然と笑顔がこぼれていました。
真夏の猛暑の中、3時間半を超えるワークショップでしたが、
最後まで元気に参加してくださいました。
ご参加の皆さま、どうもありがとうございました。