東山旧岸邸では、樹齢400年といわれる椿・太郎冠者の移植を記念して
「椿展」を開催いたします。本展では、江戸時代に描かれた巻物
「百椿図(ひゃくちんず)」をもとに、邸内の各部屋でさまざまな花器を使い
椿の花を展示します。一輪の椿の美しさをお楽しみください。
開催日程:2016年3月23日(水)~4月11日(月)
※3月29日(火)、4月5日(火)は休館
時 間:3月 10:00~17:00(ご入館は16:30まで)
4月 10:00~18:00(ご入館は17:30まで)
会 場:東山旧岸邸
入 館 料:一般300円 小・中学生150円(20名以上の団体の場合、50円引き)
協 力:御殿場椿の会・日本ツバキ協会
*パネル展示:「百椿図」 伝狩野山楽筆 日本 17世紀・江戸時代
qqqqqqqqqqqqqq 茂木克己氏寄贈 東京・根津美術館蔵
【移植される太郎冠者について】
太郎冠者(たろうかじゃ)は、室町時代から江戸時代初期に生まれた椿の古典品種で、
茶花として人気の高い数々の「ワビスケツバキ」の親となったものと考えられている珍しい
品種です。現在御殿場市内の個人宅にあるこの太郎冠者は、樹齢400年近い古木であり、
国内で現存する太郎冠者の中でも最長寿に近いものといわれています。また、岸信介元
首相が生前、この椿の魅力に引かれ所望されたと伝えられています。今回、新東名関連事業
に伴い支障移転となり、3月初旬に東山旧岸邸へ移植されることとなりました。
今回初公開となる岸氏が揮毫した茶器をはじめ、
ゆかりの品々を展示いたします。
お問合せ
東山旧岸邸 TEL:0550-83-0747