静岡県の条例で制定された2月23日の「富士山の日」に、富士山に関連する企画として
絵本作家 渡邊瞳さんによる絵本の読み聞かせイベントを開催しました。
参加者は御殿場市内の児童および保護者の方々です。
※新型コロナウイルス感染症が日本でも発生し始めた時期であったため、スタッフはマスク着用及び換気、アルコール消毒、飲食前の手洗い・うがいの時間を設け少人数で開催しました。
当日の様子をお伝えします。
前半はプロジェクターを使用した読み聞かせをおこないました。
作品は『フローラのハーブ園~妖精たちと森のおはなし~』(文芸社,2019年)です。
この作品は、作家の渡邊さんが東山旧岸邸に隣接する「とらや工房」から眺めるお庭を見ながら着想したものです。
とらや工房では、この日のみ喫茶室などの一部を会場に原画の紹介や作品に関連する展示物を設置し、どなたも自由にご覧いただけるようにしました。
前半のよみきかせ後は休憩を挟み、とらや工房製饅頭を皆でいただきました。
お饅頭には、後半で読まれる物語に登場するお菓子を模した緑のスタンプを押しました。
このお菓子は笹の葉に包まれていて、読んだ人それぞれが自由に中身を想像できます。
お菓子を食べた後、渡邊さんの新作絵本を紙芝居形式でよみきかせました。
この作品には富士山が登場しこの日に合わせた内容です。
最後に渡邊さんより絵本作成時の回想、静岡の自然や富士山の貴重さ、子育て世代へのエールをお話頂き、イベントは終了です。
終了かとおもいきや、渡邊さんよりサイン絵本と手作り栞を贈呈することとなり、思ってもみないプレゼントに保護者の方からも笑顔が飛び出していました。
絵本には一人一人のお子さまのお名前を入れて、手渡しでプレゼントして頂きました。
イベント終了後も渡邊さんと記念撮影をしたり、出会ったばかりの子ども達が晴れたデッキで追いかけっこをするなど、東山旧岸邸に子供たちの明るい声が響く気持ちの良い日となりました。
また、子どもたちの元気な笑顔に沢山会えることを願っています。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。