みなさまいかがお過ごしでしょうか。
岸邸では紅葉が終わり、
冬の庭園・景色に変わってきました。
この頃は天気予報などで乾燥注意報という文字をよく見ます。
御殿場の空気は冷たく澄んでいます。
(富士山がきれいに見えますよ!)
庭園の樹木はポロポロと種を落としはじめました。
庭園の様子をご紹介いたします。
黄色(半透明)の果皮の中に黒い種が入っています。
果皮はサポニンを多く含んでいるので、
昔は石鹸としても利用されていたそうですよ。
中の種は磨けばつやつやと輝き
まるで宝石のようです。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
羽根突きの羽のおもりに使われていたこともあるそうです。
静岡と言えば!
…お茶ですよね。
お茶の木の花はとても可愛らしい白いお花をつけます。
その後、時間が経つとコロコロっとした丸い種が地面に落ちます。
岸邸の庭園にはいくつかのサザンカがあります。
なかでも、和室の横にあるサザンカは花が大きく、
白と淡い桃色の上品な色合いです。
花が散る頃、一緒に種も落ちてきます。
サザンカの種はチャノキに似ていますが、
よく見ると、少し角ばったところがあります。
現在、岸邸の管理棟では俳句の展示を行っています。
ゆったりとソファに座りながら箱根外輪山と作品を
お楽しみいただけるようになっております。
ソファ前のローテーブルには
チャノキやサザンカの種を少しご用意しております。
今年集めたものですので、数に限りがございますが、
岸邸まで遊びにいらっしゃった際には
ぜひお持ち帰りください。