クラウドファンディング御礼

皆様からのご支援を受け、2023年4月より高木伐採等を中心とした庭園整備をおこない、先日無事すべての整備が完了いたしました。
岸氏が過ごしていた時代の庭園の様子に戻すため追加植栽を行いつつ、各所の高木伐採によって、スタッフの清掃作業の負担は軽減し、庭園は新緑の時期と相まって、一段と美しく、明るい姿を取り戻しました。
スタッフ一同、心より御礼申します。
次世代へより良い状態で東山旧岸邸と庭園を保てるよう、
皆様からいただいたご支援の気持ちを胸に、今後も励んでまいります。

東山旧岸邸 2023年4月30日

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東山旧岸邸では『東山旧岸邸の庭園を次世代へ』と題しまして、2022年9月12日(月)~10月31日(月)の期間、クラウドファンディングを実施いたしました。

東山旧岸邸は、2003年に御殿場市に寄贈された後に一般公開され、2021年には国の登録有形文化財に登録されました。当施設の敷地面積は5669㎡もあり、庭園を維持するために、毎日の清掃や定期的な剪定など行ってきました。しかしながら、年月が経ち伸びた木々に建物が覆われる中で屋根の劣化が見られるなど、限られた予算や人員では限界があり、手が届いていないところがありました。これからも東山旧岸邸の庭園を大切に守り繋いでいくためにも、この課題を解消できないかとクラウドファンディングを立ち上げました。

結果、目標を超える3,065,262円ものご支援をいただきました。合わせて多くの励ましのお声をいただきましたこと、スタッフ一同、心より御礼申しあげます。
いただいたご支援をもとに、これからは高木伐採等を中心に庭園整備をすすめてまいります。
(※庭園整備は2023年4月までに完了の予定)

【ご支援いただいた皆様】

朝比奈 秀樹 様
朝比奈 啓子 様
荒井 仁 様
池ヶ谷 知宏 様
石田 祝嗣 様
一杉 千晴 様
烏賀陽 百合 様
SYワークス・佐藤 芳直 様
Eri 様
王 玲華 様
オフィスヴィーナス 二見 昌美 様
鹿島出版会 様
加藤 充子 様
加藤 清光 様
勝亦 繁子 様
株式会社かまわぬ 様
木下 智詞 様
北川 景貴 様
quiqui 様
恭平 様
K.YAMAGUCHI 様
K.MAKINO 様
小杉 茜 様
株式会社御殿場地所 様
一般社団法人御殿場青年会議所第61第理事長 矢後 芳昭 様
ごてんばボードゲーム遊戯協会 代表 勝間田 真 様
笹間 敦 様
座間 幹夫 様
サンコー防災株式会社 様
下青木 文子 様
下青木 義紀 様
しゅん 様
小規模多機能型居宅介護あざみ 様
ダイヤモンドビルサービス株式会社 様
高橋建具製作所 様
谷 健俊 様
寺田 匠 様
濱田 聖子 様
株式会社長島文宝堂 様
長島 礼奈 様
中村 孝信 様
南條 亜紀子 様
ねこねこ 様
株式会社ひろせ造園土木 様
美遊居 きたがわ 様
株式会社ファースト 様
益田 武 様
名鉄菜館 様
もと 様
株式会社モリ商事 代表取締役 佐藤 守 様
山田 玲子 様
横山 重夫 様
吉田 毅 様
Rai 様
わか子 様
(50音順)

その他多数の方からご支援賜りました。
誠にありがとうございました。

東山旧岸邸 2022年12月1日

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300万円目標達成!心より御礼申しあげます。

東山旧岸邸庭園整備のためのクラウドファンディングは2022年10月31日23時をもって申込終了しました。
10月31日の申込締切最終日に100%を超える達成が決定し、
結果として3,065,262円のご支援を頂くことができました。

多くの方からご支援や励ましのお声を頂き、また情報拡散にもご協力頂きました。
さらに東山旧岸邸や隣接するとらや工房での募金にご協力頂いた方も多くおりました。
スタッフ一同、心より御礼申しあげます。

頂いたご支援をもとにこれからは高木伐採等の庭園整備の様子をこちらのホームページや、
公式instagramでもご報告させて頂きます。庭園整備は2023年4月までに完了の予定です。
今以上に綺麗になった庭園をぜひまた見にお越しくださいませ。

このたびは誠にありがとうございました。               東山旧岸邸 2022年11月3日


都会の喧騒を離れ特別な時間を過ごしていただけるこの場所「東山旧岸邸の庭園」を守り続けたい。

クラウドファンディング 募集中
https://readyfor.jp/projects/kishitei2022


本日13時現在で101%達成、総額305万円ご支援をいただいております。

ご支援いただいた皆様、誠にありがとうございます。

ご支援をいただき、庭園整備を進めてまいります。高木の伐採により、庭園の美化・日々の清掃作業によるスタッフの負担軽減が見込まれます。これもすべてご支援いただいた皆様のおかげです。

この後いただいたご支援も庭園整備につながります。残り数時間となりますが、どうぞお力添えのほど、よろしくお願いいたします。
なお、引き続きファックスでの支援も賜っております。
インターネットからの申込が不得手な方は東山旧岸邸(0550-83-0747)までご連絡ください。
支援方法をお伝えさせていただきます。(2022/10/30 18時更新)


私たちは今回初めてクラウドファンディングに挑戦します。
現在、限られた予算・人員の中ではメンテナンスの手が届かないところがあり、
庭園の再整備が必要な状況です。
今回のプロジェクトでは、庭園の再整備の一歩として、長年課題だった高木のメンテナンスや庭園でのイベントを実施します。

東山旧岸邸の庭園を、次世代へ。

どうか皆様からのあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

 

【支援募集期間】

9月12日(月)10時~10月31日(月)23時

【第一目標金額】

300万円

【いただく支援の使い道】

庭園の整備費、イベントの開催費

【主なご支援コース】

グッズ・体験付きコース 9種類

A(5,000円):ペア招待券、ポストカード3枚セット

B(10,000円):ペア招待券、年間フリーパス券、ポストカード5枚セット

その他は以下をご参照ください。

↓↓

展示企画「建物と室礼」(終了しました)

今年度の展示イベントは「建物と室礼」をテーマに3回に渡り開催します。

第2期は2022年11月9日(水)~11月28日(月)に開催しました。

吉田五十八は伝統的な数寄屋建築の美と現代的な住まいとしての機能を求めてこの建物を設計しました。
当然のように床の間やテーブルがあるように感じますが、それは単なる形式上ではなく、季節ごとの花や軸、美術品などがより活きる空間になるよう工夫が施されています。

普段は建物のご案内が中心になっていますが、この展示期間中にはぜひとも、 室礼の整った空間をお楽しみください。 室礼があって見えてくる技に気づかされることでしょう。

監修は上野池之端にございます「美遊居 きたがわ」様です。

【今後の予定】
第3期 2023年1月4日(水)~1月22日(日)

【終了した展示】
第1期 2022年6月7日(火)~6月27日(月)
第2期 2022年11月9日(水)~11月28日(月)

【  イベント終了 】伝統芸能講座 現代能「月の舞」

休館日の10月11日に開催されたイベント東山旧岸邸伝統芸能講座現代能「月の舞」についてご紹介します。

当日は連日の雨模様が嘘のように、前日午後の準備段階から晴天となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お客様は、まずとらや工房にてお食事を召し上がって頂きました。
湯本富士屋ホテル様に「月」をイメージして特別にご用意頂いたお食事です。
お料理の断面が満月のように見えたり、随所に「月」を感じる内容で一品一品丁寧に上品に仕上げられています。ボリュームも満点で、みなさま歓談されながらお食事の時間を愉しんでいただけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は休憩を挟み、場所を東山旧岸邸の庭園に移しお能の鑑賞です。
夜の部では御殿場市内の高校生がお手伝いをしてくれました。

(上記写真2枚 撮影:梅若ソラヤ)

演目前半ではお着物、後半は白いドレスでの現代能でした。
既存の能楽堂ではない、手づくりのお能舞台を前にみなさま真剣に鑑賞されていました。
囃子方の近くの席は珍しく、間近で音を聞きながらの演目を愉しんで頂けたようでした。

 

衣装替の場面では、特別につくられたとらや工房のお菓子が振舞われました。
さらにお茶は荒井園様の特別なほうじ茶です。
茎の部分を使用した通常用意の無いほんのり甘く香りのよいお茶です。

お菓子は「月の舞」と名付けられ中餡は白小豆の小倉餡、求肥は黒糖で練ったものです。
飾りにレモンピールの蜜漬けをあしらえています。(レモンは飾りのみ使用)
とらや工房の担当者曰く「演目が夏のお話であること、開催は10月であることを考慮して
求肥の少し透き通った感じとレモンを使用しました。風がそよそよと吹き抜ける夏の夜に
上った三日月をイメージし、演目最後には”満月に変わっていた”という部分から
中餡で満月を表現しました。私の思う幽玄と、とらや工房らしく飾り立てすぎないように、
材料や味・形もシンプルにしました」とのことです。

夜の部は海外からのお客様も多くお越しになっていました。
わっぱに乗せられた和菓子セットが登場すると演目中の緊張感がゆるぎ、みなさまあっという間に召し上がられていました。
夜の部では照明の力も遺憾なく発揮され、いつもの岸邸とは違う趣きとなりました。

当日は各回30席から50席に増席し、さらにお能とお菓子を楽しむお菓子席も追加し対応させて頂きました。
県外からも多くのお客様がお越しになり、夜の部では各国の大使もご来館頂きました。
ご参加頂きましたみなさま、ありがとうございました。

夜はまるで「月の舞」を寿ぐかのように白い月が煌々と輝いていました。

東山旧岸邸 伝統芸能講座 現代能「月の舞」
■出演
小屋の主人 梅若 猶彦
旅人    梅若 堯之
笛     藤田 次郎
笛     成田 寛人
小鼓    上田 敦史
大鼓    大村 滋二
後見    梅若長左衛門

作曲・音響 マサタカ・オダカ

■主催 御殿場市東山旧岸邸
■協力 富士屋ホテル&リゾーツ 湯本富士屋ホテルとらや工房

【おまけ】
東山旧岸邸の繊細な庭園の苔を守りつつ舞台を作るために、ブルーシート、段ボール、パレット、板やコンパネ、そしてウッドカーペットを重ねて準備にあたりました。