【イベント】国登録有形文化財登録記念 講演会 2022.1.17

本イベントは終了致しました。2022.6.10


延期日決定!! 3月15日(火)より延期となっていた本イベントは6月7日(火)に開催することとなりました。 前回ご応募頂いていた方には個別でもご連絡差しあげます。 応募締切は5月22日(日)〆です。 皆様からのご応募お待ちしております。 2022.4.23


本イベントは静岡県のまん延防止等重点措置の延長に伴い、開催延期が決定しました。 延期日程は決定次第、ここでご報告いたします。 2022.3.4


 

2021年10月14日に東山旧岸邸は国の登録有形文化財に登録されました。 それを記念し、東山旧岸邸の施工を担当した株式会社 水澤工務店 から 常務取締役 川嶋建史氏をお招きし、「吉田五十八建築と近代数寄屋の 魅力」のタイトルのもと講演会を行います。 スライドを使用しながら、分かりやすくどなたでもご参加頂ける内容です。質疑応答の時間も設けますので、ぜひご参加ください。

川嶋 健史 氏(常務取締役)

川嶋様よりメッセージ 「現代においては数寄屋建築をはじめ日本建築の需要が減少傾向にあり、技術や材料の継承が 危惧されております。そこで、少しでも数寄屋建築の魅力をお伝えして、大切な日本独自の 技術や材料を次世代へ継承するためのきっかけとなれば幸いです。」 【経歴】 1982年日本大学生産工学部建築工学科卒業。同年水澤工務店に入社。 依頼現場監督として従事し数寄屋住宅・茶室・料亭・モダン住宅などの施工を手がける。 代表作として豊田市美術館茶室、浜松市茶室、セルリアンタワー金田中、青山浅田、鳥茶屋別邸などがある。

◆イベント概要 ****************************************** 東山旧岸邸 国登録有形文化財登録記念 講演会 「吉田五十八建築と近代数寄屋の魅力」 話者:株式会社 水澤工務店 常務取締役 川嶋 健史 氏 日時:2022年3月15日(火) ※6/7(火) 午前の回 11:00 /  午後の回 14:30 定員:各回35名 ※応募者多数の場合抽選 参加費:1,500円(入館料含) 申込期間:2022年2月2日(水)10:00 ~ 2月26日(土)17:00まで  2022年5月22日(日)17:00まで 申込方法: 以下5点をお電話、FAX(0550-83-0778)、東山旧岸邸お問合せフォームからメールのいずれかで お知らせください。 ①お名前(ふりがな)②ご住所 ③ご連絡先 ④参加人数 ⑤参加回(午前または午後)

フライヤー表面 フライヤー裏面

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株式会社 水澤工務店 本社:東京都江東区木場5丁目6番1号 1914年 水澤文次郎が東京・芝琴平で操業。

水澤文次郎は、新取の精神をもつ腕利きの棟梁であり、明治維新以降の西洋化・近代化による日本人の生活様式や住宅建築の変化のなかで生まれた「近代数寄屋」という新しい技法・様式を、自分たちの持ちうる技術と知恵・知識を注いでかたちにした。以来、吉田五十八、村野藤吾、堀口捨己、谷口吉郎などの住宅・茶室などを手がけ、その精神を3代100年以上にわたり受け継いでいる。

 

写真:杉本光俊 「東山旧岸邸 吉田五十八の建築 ~設計者と作り手たち~」(2019年)にて撮影

皆様からのお申込をお待ちしております。

展示企画「建物と室礼」

今年度の展示イベントは「建物と室礼」をテーマに3回に渡り開催します。

吉田五十八は現代的な住まいとしての機能を求めてこの建物を設計しました。当然のように床の間やテーブルがあるように感じますが、それは単なる形式上ではなく、花や軸、美術品などがより活きる空間になるよう工夫が施されています。

普段は建物のご案内が中心になっていますが、この展示期間中にはぜひとも、 室礼のある空間をお楽しみください。 室礼があって見えてくる技に気づかされることでしょう。

監修は上野池之端にございます「美遊居 きたがわ」様です。

 

 

 

   展示品目録は以下をご参照下さい。PDFでご覧になれます。

↓↓クリックしてください。

第1期 目録

【今後の予定】

第2期 2022年10月26日(水)~11月14日(月)

第3期 2023年1月4日(水)~1月22日(日)

【 終了イベント 】 絵本作家による読み聞かせフローラの世界へようこそ! 2022.5.19

東山旧岸邸では4月23日(土)世界図書デーの日にイベント「絵本作家による読み聞かせ
フローラの世界へようこそ!」を開催しました。
当日の様子をお伝えします。

隣接する「とらや工房」の庭の眺めから着想された絵本『フローラのハーブ園~妖精たちと
森のお話~』の作者わたなべひとみさん(静岡県出身)に、富士山が登場する新作物語を
創作いただき作家による読み聞かせを行いました。

 

会場には物語の最初のシーンから着想されたバルーンアートを用意し、お子様は
風船のお風呂に入るようにバルーンの中でお話に聞き入りました。

お話の後は、物語から着想した特製お菓子の創作秘話や作る際の工夫などの
説明をとらや工房の職人から聞きながら試食しました。

物語に出てくる「伝説のお山」をイメージした富士山を模した形のお菓子です。
断面から現れる色彩はフローラのハーブ園の世界をイメージしています。
和菓子には珍しいラベンダーを使用し、味も職人としてチャレンジした
この日限りのお菓子でした。

次は会場を変えて、わたなべひとみさんと原画を観る組と、通常非公開の
2階に用意したフローラのバルーンハウスで記念撮影をする組に分かれました。

パステルの柔らかい色彩に包まれた展示室はいつもと違い、優しい雰囲気に
変身しています。

 

読み聞かせ会場のバルーンも大喜びのお子様たちでしたが、2階に突如現れた
バルーンハウスには大人も大興奮でした。
このバルーンハウスは建物が傷つかないよう養生やゴザを敷いて準備しています。

 

イベントの中では参加されたお子様へ、わたなべひとみさんよりお名前入りの
サイン絵本のプレゼントがありました。

 

イベント終了後は自由に邸内を散策し、気持ちよく晴れたこの日は新緑に
吹く風を感じながら大人も子どもリラックスした一日となりました。

 

同時開催していた「フローラの世界原画展」では、とらや工房の喫茶室の一画や
東山旧岸邸展示室を使用して展示を行いました。

原画展示のほかに、イベントがつくられるまでの様子を動画で紹介したり、
画材による書き分けなど、わたなべひとみさん監修のもと展示しました。

とらや工房もいつもと違う装いで、親子連れなど見る人の目を愉しませていました。

 

イベントにご参加いただいたみなさま、また原画展示にお越し頂いたみなさま
ありがとうございました。