このたび、鹿島出版会より書籍『五十八さんの数寄屋』が発刊されます。
藤森照信、田野倉徹也共著の本文170ページに加え、巻末にはAppendixとして2019年に東山旧岸邸で行われた著者2人による対談が収録されています。
本文では東山旧岸邸(岸信介邸)の設計や柱、構造、ディテールなどを図面やイラストで細かく紹介されるとともに、吉田と同時期を過ごした人物の回想も交えながら当時の様子に迫ります。
吉田の論文「近代数寄屋住宅と明朗性」も再録され、吉田五十八とその作品について深く知ることのできる1冊となっています。
読了後は本文に登場する各地の吉田五十八建築を見に行きたくなることでしょう。
東山旧岸邸では全国発売(6月10日)に先駆け、6月1日より店頭にて販売を開始いたしました。
当邸にお立ち寄りの際は、どうぞお手に取ってご覧ください。
藤森 照信、田野倉 徹也『五十八さんの数寄屋』
装丁:山口信博+玉井一平(山口デザイン事務所)
協力:東山旧岸邸、虎玄
発行:鹿島出版会
2020年6月10日発行
定価:本体3,400円+税