東山旧岸邸では、3月23日(水)から4月11日(月)までの18日間、
樹齢400年といわれる椿・太郎冠者の移植を記念して「椿展」
を開催いたしました。本展では、17世紀・江戸時代に描かれた
「百椿図(ひゃくちんず)」をもとに、御殿場椿の会の方々に
ご協力をいただき、邸内の各部屋に椿の花を展示いたしました。
展示の様子をご紹介いたします。
■展示の様子
玄関や玄関ホールには、お客様をお迎えする場所として華やかな椿の作品を展示し、
書斎兼応接間・和室では、白色の椿の作品と小山敬三画伯による肖像画と掛軸を
それぞれご紹介しました。
居間や食堂では、広い空間を活かして床の間やテーブルに様々な種類の椿と身近な
花器を使った作品が並び、邸内の各部屋の特徴を活かした展示となりました。
また、展示室では、太郎冠者と百椿図についてのパネル紹介とともに、
今回初公開となる岸氏が揮毫した茶器を特別展示しました。
会期中には、クリアファイル、ポストカードなどの「百椿図」関連商品(根津美術館
オリジナル商品)と御殿場椿の会の方が手作りした椿のジュレを販売いたしました。
お越しくださいました皆さま、どうもありがとうございました。